早期に発見が大事
◆犬の病気について普段考えたことがない人は、どういった種類の病気があるのか、知らない場合がほとんどだと思いますが、それでも狂犬病については耳にしたことがあるのではないでしょうか。狂犬病は人にも感染し、発症すると治療手段がなく、100%死に至ります。この他ジステンパーや犬伝染性肝炎、犬パルボウィルスなども非常に死亡率が高い犬の病気ですが、これらの感染症はワクチンの接種で予防することが可能です。
◆ワクチンの接種は、生後2ヶ月ごろに初回の接種を行います。これは、母犬の初乳から受け継いだ免疫抗体の効果が切れるのが生後2ヶ月頃である理由からです、その後3ヶ月~4ヶ月頃までに1~2回接種を受けるのが一般的です。成犬になったあとも、基本的にはワクチンの接種を受けますが、最近では副作用が問題視され、毎年のワクチン接種を2年に1回、あるいは3年に1回の頻度に切り替える飼い主も増えてきています。
◆感染症に限らず、犬の病気はできるだけ予防できるにこしたことはないでしょう。中でも糖尿病など、最近急増している犬の生活習慣病は、飼い主のちょっとした心がけで発症を食い止めることができます。餌のやり過ぎや、おやつの与え過ぎ、あるいは運動不足などによる犬の肥満は、生活習慣病を増加させている大きな要因のひとつですが、飼い主がきっちり管理してあげればすぐに太りすぎを解消できるはずです。
◆犬は自分ではどんなに辛くても症状を訴えることはできません。飼い主が普段から気をつけて飼い犬の細かな行動やしぐさ、食欲や排せつの回数、排泄物のチェックを行っておくことが重要です。少しでも普段と違う場合、早期に獣医師と相談することで、重篤な病気になってしまうことを回避できます。早期発見、早期治療は人間に限らず、動物にも非常に効果的なことであるということを飼い主は自覚する必要があるでしょう。